AGA治療薬は進行抑制や発毛の効果が得られるAGA治療・薄毛治療ですが、治療薬の使用には副作用のリスクが伴います。
頭皮の異常や精力減退、肝機能障害などのリスクで、AGA治療・薄毛治療に踏み出せないという方も多いといえます。
結論、AGA治療・薄毛治療で使用される治療薬にも副作用のリスクは存在しますが、重要なことは副作用のリスクや対処方法をしっかりと把握しておくことです。
今回はAGA治療・薄毛治療の副作用について、具体的な症例や発生する確率から、治療薬別の副作用リスクや服用時の注意点まで解説します。
この記事でわかること
AGA治療薬の副作用リスク

AGA治療・薄毛治療で使用される治療薬には肝機能や性機能への悪影響といった副作用のリスクが存在します。
ただし副作用が発生するリスクは非常に低く、またAGA治療・薄毛治療の治療薬に限らず薬には副作用のリスクが伴うことも認識しておきましょう。

風邪薬を飲んで眠くなった経験がある方がいらっしゃることからも、身近な薬にも必ず副作用は伴います。
過度に副作用のリスクに対する不安を抱くと「プラセボ効果」によって実際の効果とは関係なく体調変化を起こしてしまうこともあるため、まずはAGA治療・薄毛治療で起こりうる副作用や実際の発生確率について正しく理解しましょう。
AGA治療薬で起こりうる副作用
AGA治療・薄毛治療で起こりうる副作用は、以下があげられます。
AGA治療・薄毛治療にはさまざまな副作用のリスクが存在しますが、使用する治療薬によって現れやすい副作用が異なります。
副作用が起こる可能性

さまざまな副作用のリスクがあるAGA治療・薄毛治療ですが、治療薬による副作用の発症確率は1~5%未満と極めて低い確率です。
AGA治療・薄毛治療における副作用リスクは大きくはないものの、服用者の体質などによって左右されるほか実際に使用してみないとわからないということもまた事実です。
治療薬の選定を含め、しっかりと医師の指導の下でAGA治療・薄毛治療を始めることが重要です。
AGA治療薬は医師に処方のほかに個人輸入代行業者を経由することでも入手できますが、個人輸入には偽物や粗悪品のリスクがあります。自身に合った最適の治療薬を使用するため、必ず医師との相談・処方を通して治療薬を手に入れるようにしましょう。
治療薬別副作用リスク

AGA治療・薄毛治療で起こりうる副作用は、使用する治療薬によって異なります。
AGA治療・薄毛治療に使用される代表的な治療薬として、以下3つの治療薬で起こりうる副作用を解説します。
- プロペシア(フィナステリド)
- ザガーロ(デュタステリド)
- ミノキシジル
プロペシア(フィナステリド)
プロペシアはAGAの進行を抑制する働きをもつ有効成分「フィナステリド」を含んだAGA治療薬です。
日本で初めて認可されたAGA治療薬ですが、以下の副作用リスクが存在します。
- リビドー減退・勃起機能不全・射精障害・精液減少
- 肝機能障害
- 乳房肥大
- 抑うつ症状
しかしながらオルガノン株式会社による医薬品インタビューフォームによると、リビドー減退の発生確率は1.1%で、勃起機能不全に関しても0.7%程度など、副作用の発生確率は極めて低いことがわかっています。
ザガーロ(デュタステリド)
ザガーロは、フィナステリド同様にAGAの進行を抑制する働きを持つ有効成分「デュタステリド」を含んだAGA治療薬です。
ザガーロには以下のようにプロペシアと類似の副作用リスクがありますが、「皮膚科学会ガイドライン」によるとリビドー減退・射精障害の発生確率が3.3%など、プロペシアよりもやや高い副作用の発生確率が報告されている点には注意が必要です。
【参考】皮膚科学会ガイドライン 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
- リビドー減退・勃起不全・射精障害
- 肝機能障害・黄疸
- 腹部不快感・腹痛
- 倦怠感・抑うつ気分
- 体毛脱落・多毛症
ミノキシジル
ミノキシジルはAGAに有効な発毛効果を持つ成分で、さまざまな発毛剤の主成分として採用されています。
頭皮に直接塗布する外用薬のほか、米国ではタブレットの形で内服薬としても提供されているミノキシジルですが、以下の副作用リスクがあります。
- 頭皮のかゆみ・かぶれ
- 頭痛・めまい
- 胸の痛み・心拍が速くなる
- 急激な体重増加・手足のむくみ
なお厚生労働省が公表しているデータによると、ミノキシジルの副作用発生確率は8.82%とされています。
【参考】厚生労働省 ミノキシジルのリスク区分について
ミノキシジルタブレットは厚生労働省で認可された薬剤ではありません。
厚生労働省で認可されたミノキシジルは外用薬のみです。
AGA治療の副作用に関する疑問

最後にAGA治療・薄毛治療の副作用におけるよくある疑問として、以下の4点を確認しておきましょう。
副作用を感じた時はどうすればいい?

副作用を感じた時は、自己判断をせずにまずは医師に相談しましょう。
医師の診断のもとで薬の量を減らしたり薬の種類を変えたりすることで、状況が改善される可能性があります。
子作りへの影響は?
副作用のリスクに男性機能への影響が含まれるため子作りへの影響が懸念されますが、薬の成分が精液へ移行することがほとんどないため胎児や母体への影響はないとされています。
ただし、パートナーへの配慮や不安の払しょくなども考慮して服用の中断が提案されることもあるため、パートナーや医師に相談するようにしましょう。
未成年・女性は利用できる?
プロペシア(フィナステリド)とザガーロ(デュタステリド)は、女性への効果は認められず未成年の服用は禁止されています。
特に妊娠中の女性は男性胎児の生殖器官に異常をきたす可能性があるため、絶対に服用してはいけません。
ミノキシジルに関しては女性にも有効性が認められていますが、上記の通り妊娠中の使用などは避けるべきでしょう。
服用時注意すべきことは?
ほかにも服用時気を付けるべき点を確認しましょう。
- 用法・用量を守る
治療薬は治療に必要な形で処方されているため、カプセルを割るなど異なる用法で服用したり多めに服用するなど自己判断で用量を変えたりしてはいけません。 - 飲酒との併用に注意する
服用中飲酒に関する制限はありませんが、副作用に肝機能障害があったように肝臓への負担は配慮する必要があります。
過度な飲酒は避けるようにしましょう。 - 服用中の献血は禁止
妊娠中の女性へ輸血されるリスクを回避するため、AGA治療薬の服用中は絶対に献血してはいけません。
AGA治療薬の副作用・注意点:まとめ
AGA治療薬にはさまざまな副作用リスクが存在しますが、基本的に発生確率は極めて低いといえます。
ただしいずれも発生のリスクはゼロではないため、安全に治療をおこなうためにも必ず医師による診断と処方を受けるようにしましょう。
AGA治療・薄毛治療を受ける際には、AGA治療専門クリニックの利用がおすすめです。
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AGA・薄毛治療は治療薬を用いておこなわれますが、副作用のリスクや服用時の注意点についてしっかりと把握しておくことが重要です。