AGAは進行性の疾患です。
しかし、一気に疾患が進行するわけではないため、初期症状が出始めたら、対策することで予防・改善できます。
AGAのメカニズムや初期症状を確認して、正しいAGA治療を目指しましょう。
この記事でわかること
AGAの初期症状とは

抜け毛や薄毛の傾向は、AGAの初期症状の可能性があります。
また、AGAは遺伝による影響・男性ホルモンの「テストステロン」・ストレス・皮脂の過剰分泌が原因となって、頭頂部や額の生え際から髪の毛が薄くなっていきます。
遺伝や男性ホルモンなどを原因とする、進行性の男性型脱毛症です。AGAは、英語名「Androgenetic Alopecia」の略称です。思春期以降に発症し、一般的に成人男性によくみられます。
AGAの進行段階とは
AGAはの症状は進行性で、進行に段階があります。
頭頂部・つむじ周り・おでこの生え際が産毛(軟毛)になる
頭部全体が薄毛になっていく
M字・O字・U字に脱毛していく
生え際と頭頂部の境界線がなくなってくる
頭部全体の毛が抜ける
AGAでは、頭頂部・つむじ周り・おでこの生え際部分から全体へと、徐々に薄毛・脱毛が進行していきます。

初めは部分的に産毛・薄毛が気になる程度だと思って、放っておくとあっという間に頭部全体の薄毛・脱毛が始まってしまいます。
AGAが進行する薄毛・脱毛の範囲が広がります
AGAが進行すると、薄毛・脱毛の範囲が広がります。
M字・O字・U字から側頭部・後頭部以外へと脱毛範囲が進行した後、最終的には頭部全体の毛が抜けます。
進行速度には個人差があるものの、一般的には5年間で髪の毛の約25%を失うスピード感です。
AGA治療をしても元通りの毛髪量になるわけではなく、治療開始の毛髪量のおよそ1割分が増えます。
すでに抜け落ちた髪の毛を生やすことは難しいため、毛髪がある程度残っている間に治療開始しなければ意味がありません。
頭部全体の薄毛・脱毛を防ぐためには、早期に症状に気づく必要があります。
AGAは放っておいても治ることはないため、早期発見・治療が肝心です。
AGA初期症状の特徴

AGAの初期症状には、いくつかの特徴があります。
ご自分の頭髪の状態に当てはまる項目がないか、確認しましょう。
AGAの初期症状が起こる仕組み
男性ホルモンによってAGAの初期症状が起こる仕組みは、以下の通りです。
男性ホルモンの「テストステロン」は、血しょうに溶解し、運搬される
5α還元酵素によって、テストステロンが「ジヒドロテストステロン(DHT)」という活性化したホルモンへ変換される
前頭部・頭頂部に多いホルモン受容体に、活性化したホルモンが結びつくことで、脱毛を引き起こす「TGF-β」「DKK1」を発生させる
TGF-βやDKK1が毛を生やす「毛母細胞」の増加を抑え、成長期を短くする

髪の毛が育つサイクルを意味する「毛周期」には、成長期・退行期・休止期の3つの期間があります。
脱毛の原因因子が誘導されて成長期が短くなれば、毛周期のサイクルが乱れます。
髪の毛が育つための期間が短くなり、十分に育たなくなることで、AGAの初期症状が現れます。
初期症状に当てはまる特徴
AGAの初期症状には、次のような項目があります。
- 髪の毛が産毛のように細くなる
- 短い髪の毛が増える
- 髪の毛のコシ・ハリがなくなる
- おでこが前よりも広く感じる
- 季節を問わず、抜け毛が多くなったと感じる
- 頭皮のかゆみが目立つ
脱毛の原因となるホルモンの受容体は、前頭部〜頭頂部に多く存在します。
AGAの初期症状では、上記のような特徴が頭頂部・つむじ周り・おでこの生え際あたりに見られます。
ホルモン受容体が少なめな側頭部〜後頭部の髪の毛と比べて、上記のような特徴がある場合には、AGAの初期症状を疑いましょう。
一般的な抜け毛との違い
AGAの抜け毛と一般的な抜け毛の違いは、以下の通りです。
AGAが発症していない健康な人でも、髪の毛は1日に50~100本ほど抜けます。
1年の中でも、春の終わり〜夏・夏の終わり〜秋の季節の変わり目は抜け毛が増えがちです。
AGAでは、毛周期のうち成長期が短くなり、通常の2~3倍の髪の毛が抜けるようになります。
抜ける毛は弱く、毛根が膨らんでいない点も特徴的です。特にシャンプーの洗い残しなどがなくても、頭の痒みが気になります。
起きたときの枕・髪を洗った後の排水溝・ブラッシング後のブラシなどにある抜け毛の量を確認し、抜け毛が多くなっていないか日々確認しましょう。
AGAの初期症状の特徴を把握しておき、自分に当てはまる症状がないか確認しましょう。
AGAの初期症状の対策は

AGAの初期症状に当てはまる項目があった場合には、早めの対処が必要です。
初期症状のうちに、正しい方法で対処しましょう。
早めに手を打つのが肝心
AGAは進行性の脱毛症であるため、数日間で急激に毛がなくなることはありません。
しかし、治療を受けない間はどんどん症状が進行していきます。

「抜け毛がそこまでひどくないから」「まだ毛があるから」「若いから」などと言って治療が遅れると、あっという間に薄毛や脱毛が進んでしまいます。
毛があるうちにAGA治療をしなければ、思うような効果が得られなくなります。
若くして発症すると、薄毛・抜け毛が進行する速度も速く傾向があるため、油断できません。
「AGAの初期症状かもしれない」と感じたら、なるべく早くAGAクリニックを受診しましょう。
グランドラインが下がってしまうと手遅れに

AGAは、治療開始が遅くなるほど、効果が得られにくくなります。
AGAの治療開始の段階は、グランドラインと呼ばれています。
AGA治療を開始した時点での、髪の毛の残りの本数
脱毛予防薬「プロペシア」を飲み始める時点で、何本の毛髪が残っているかのグランドライン+10%が、効果の目安になります。
元々10万本の頭髪があった人が、1万本抜けた時点でAGAだと認識した場合、グランドラインが9万本で治療をスタートできます。
10%増えれば、9万9000本の頭髪まで回復させられる見込みがあります。
一方で、3万本抜けてグランドラインが7万本だった場合には、AGA治療をして回復しても、効果は7万7000本ほどです。
治療開始が早ければ早いほど取り返せる本数が多くなり、遅ければ遅いほど治療の効果が得られにくくなるでしょう。
まずは脱毛予防から
AGAの初期症状の治療で最優先すべきなのは、脱毛の予防です。
薄毛・脱毛を気にする方の中には、市販の育毛剤などで発毛を促進しようと試みる人もいますが、育毛剤に脱毛を予防する効果はありません。
いくら髪の毛を生やそうとしても、AGAの進行で抜ける本数の方が多ければ、薄毛はどんどん目立つようになります。

脱毛予防薬「プロペシア」を飲み、脱毛予防を優先することで、頭髪の本数をできるだけ減らさない治療が可能です。
すぐに専門医を受診し、正しい脱毛対策の治療を行いましょう。
まとめ
AGAの初期症状には、一般的な抜け毛との違いがあります。初期症状のうちに気づくことで、早めの治療開始・脱毛の改善が見込めます。初期症状と疑われる症状が少しでもあれば、専門医を受診しましょう。
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最近、抜け毛が増えている場合、もしかするとAGAの初期症状かもしれません。
AGAの初期症状について正しく知り、早めに対処をおこないましょう。