「最近、急に抜け毛が増えた」「抜け毛がひどい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
今回は、抜け毛が起こる原因を男女別に解説するとともに、抜け毛を防ぐための対策もご紹介します。
この記事でわかること
【男女共通】抜け毛が起こる原因
まずは、男性と女性どちらにも考えられる以下の原因を紹介します。
生活習慣の乱れ
食生活や睡眠などの生活習慣が乱れると、抜け毛につながる可能性があります。
髪の毛が十分に成長するためには、たんぱく質や亜鉛などの栄養素が必要となりますが、食生活が偏っているとそれらの栄養が不足してしまいます。
また、高脂肪な食事を続けていると血行不良を招き、抜け毛が増えるケースもあります。
髪の毛の成長を促進するためのホルモンは、主に睡眠中に分泌されるといわれています。そのため、睡眠時間が短いと抜け毛が増える恐れがあるため注意しましょう。
頭皮環境の乱れ
頭皮環境の悪化も、抜け毛が増える原因といわれています。
皮脂が過剰に分泌されて、頭皮の毛穴に皮脂や菌が詰まってしまうと、炎症を引き起こし髪の毛が抜けやすくなってしまいます。
また、皮脂をおさえようとして頭皮を乾燥させすぎると、かえって分泌量が増えることもあるため注意が必要です。
さらに、頭皮に栄養が行き渡らなくなることで抜け毛が増える可能性もあるため、頭皮は清潔・健康に保つ必要があります。
血行不良
血流が悪くなると、髪の毛の成長に必要な栄養が届きにくくなってしまうため、抜け毛の原因となります。
特に、高脂肪な食事を続けている方や運動不足の方は、血行不良になりやすいといわれているため注意しましょう。
飲酒・喫煙
適度な量であれば問題ありませんが、過度な飲酒は抜け毛を招く可能性があります。
髪の毛が成長するためには亜鉛というミネラルが必要となりますが、アルコールを分解する際にも亜鉛が使われます。
そのため、過度な飲酒をすると亜鉛が大量に消費されてしまい、髪の毛の栄養が不足し、抜け毛につながると考えられているのです。
喫煙をすると、タバコに含まれる「ニコチン」によって血管が収縮してしまいます。それにより頭皮の毛細血管の血流を妨げてしまうこともあるため注意が必要です。
紫外線
頭皮が紫外線に長時間さらされると、乾燥や炎症を引き起こし、血行が悪くなるといわれています。そのため、紫外線を浴びることで髪の毛が抜ける可能性があります。
頭皮の乾燥や血行不良が起こると、髪の毛が育ちにくくなってしまうため、外出時などには注意する必要があります。
ストレス
過度なストレスを感じると、一時的に抜け毛が増えたり、円形脱毛症を発症することがあります。
また、ストレスにより血流低下やヘアサイクルの乱れを引き起こすとも考えられており、それにより髪の毛が抜けてしまう可能性もあります。
加齢
加齢により、髪の毛を作る「毛母細胞」の働きが低下したり、血行が悪くなったりなどの症状が起きやすくなります。
血行不良や毛母細胞の機能低下が起こると、髪の毛の成長サイクルが乱れ、抜け毛が増えやすくなるといわれています。
また、女性は年齢を重ねると、髪の毛の成長を促進する女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量が低下してしまい、抜け毛が増えるケースもあります。
【女性に多い】抜け毛の原因
抜け毛の原因はさまざまですが、その中でも女性に多いとされている抜け毛の原因を紹介します。
ホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンのバランスが乱れ「エストロゲン」の分泌量が低下すると、抜け毛が増えやすくなるといわれています。
女性ホルモンの一種であり、髪の毛の成長を促進する働きを持っています。エストロゲンの働きによって、髪の毛が育ちやすくなります。
エストロゲンの分泌量は20代~30代がピークとなっており、40歳以降は急激に減少する傾向にあります。
妊娠・出産
女性は、妊娠・出産を迎えることで抜け毛が増えるケースもあります。
妊娠・出産による抜け毛にも、女性ホルモンであるエストロゲンが大きく関係しています。
妊娠している期間はエストロゲンの分泌量が増加する傾向にありますが、出産後は分泌量が低下してしまいます。
増加したエストロゲンの分泌量が低下することにより、抜け毛が増えると考えられています。
【男性に多い】抜け毛の原因
男性に多い抜け毛の原因としては、主に以下の2つが挙げられます。
男性ホルモンの変化
男性ホルモンが変化することにより「AGA(男性型脱毛症)」という脱毛症を引き起こし、抜け毛が増えるケースがあります。
AGAは、男性ホルモンである「ジヒドロテストステロン(DHT)」の影響により発症するといわれています。
男性ホルモンの一種である「テストステロン」と、酵素である「5αリダクターゼ」が結合し、酵素の働きによって生成されるホルモンのことです。
頭皮の毛乳頭細胞にある「男性ホルモン受容体」にジヒドロテストステロンが結合すると、頭髪の成長サイクルが抑制されてしまい、通常よりも早いサイクルで髪の毛が抜けてしまいます。
遺伝
多くの場合、男性はAGAという脱毛症により抜け毛が増えることが多いですが、AGAの発症には遺伝も大きな影響を与えるといわれています。
そのため、親族や家族にAGAの方がいる場合は、単なる抜け毛ではなくAGAを発症している可能性があります。
抜け毛を防ぐための対策
抜け毛が増える原因にはさまざまなものがありますが、抜け毛を防ぐためには、男性・女性ともに以下の対策をお試しください。
生活習慣を見直す
抜け毛を防ぐには、睡眠や食事などの生活習慣を見直すことをおすすめします。
たとえば、以下のような対策をとり栄養バランスや血流の改善をおこないましょう。
食生活においては、髪の毛の成長に必要とされるタンパク質や亜鉛、アミノ酸などを積極的に取り入れるとともに、難しい場合はサプリメントなどを活用しましょう。
頭皮の環境を整える
頭皮の状態が悪いと髪の毛が成長しにくくなり、抜け毛につながる恐れがあるため、頭皮の環境も整えましょう。
頭皮を清潔かつ健康な状態に保つための対策としては、以下のようなものがあります。
頭皮を清潔に保とうとするあまり、1日に何度も洗髪することは避けましょう。洗いすぎてしまうと頭皮の皮脂のバランスが乱れてしまい、かえって抜け毛の増加につながる恐れがあります。
過度な飲酒・喫煙をひかえる
過度な飲酒・喫煙は抜け毛の原因となるため、できる限りひかえるようにしましょう。
ただ、急にお酒やたばこを断つとストレスにつながる可能性もあるため、少しずつ減らしていくことをおすすめします。
「抜け毛」と「薄毛」の見分け方
基本的に、人の髪の毛は1日に50~100本ほど抜けるとされているため、その程度の抜け毛であれば問題ないでしょう。
しかし、1日に150本以上抜けていると感じる場合や、長期間抜け毛がおさまらない場合は、薄毛となっている可能性があります。
薄毛の症状としては以下のようなものがあるため、当てはまっていないかを確認しましょう。
薄毛を発症している場合でも、正しい治療を受けることで改善できます。より確実に改善したいなら、専門のクリニックに相談しましょう。
まとめ
抜け毛の原因は、生活習慣や頭皮環境の乱れ、血行不良、飲酒・喫煙、ストレスなどさまざまです。
対策をすることで抜け毛を防げる可能性もありますが、過度な抜け毛が続いている場合は、なんらかの脱毛症であることも考えられます。
AGAやFAGAといった脱毛症の可能性がある場合は、自分の力だけで改善することが難しいため、専門のクリニックに相談しましょう。
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軽度の抜け毛であれば、原因を突き止めて正しい対処をすることで、改善できる可能性があります。